8Jul

今回は、ご友人の結婚式にご招待されたときの「ご祝儀」に関するマナーです。
ご祝儀は地域や家のしきたりなどでも変わってきますが、一般的な目安をご紹介します。
◆ご祝儀の目安
友人の場合、ご祝儀の目安は2~3万円が相場です。
会費制の結婚式披露宴が慣習の地域では「ご祝儀」ではなく、一般の相場よりも少ない金額になるかもしれません。その土地の風習にならったご祝儀の出し方をしておきましょう。
以前は、偶数は二つに割れるので縁起が悪いとされてきましたが、現在では「二人の幸せを祈る」とか「カップルを意味する」ということで、ご祝儀に二万円を包むことは許容されてきています。
ただし、「四」と「九」は現在でもタブーの数字。この金額を包むことは避けましょう。
お祝いごとはきちんとしたフォーマルな場ですから、包むお金には必ず新札 を用います。
特に結婚式は、事前に予定を知らされているものですから、早めに銀行などに行ってきちんと新札を用意しておきましょう。
お札はすべて向きをそろえて中袋に入れます。
この時に、中袋を開いたときに、お札の表(肖像が印刷されている面)が上 になるように入れましょう。
◆ご祝儀袋の包み方
ご祝儀袋の表書きは、基本的に毛筆や筆ペンを用います。
読みやすいように、楷書体で濃くはっきりと記入します。
中袋は、筆文字だと万全ですが、かすれない、しっかりした濃い黒字であれば、サインペンなどでも大丈夫です。お祝い事は、上包みの裏側の折り上げ方は、特に気をつけたいマナーのひとつ。
結婚式のようなお祝いごとでは「喜びは天を向く」「幸せをもらい受ける」という意味で、上向きに折り返されている方を表 に重ねて水引きを通します。
ちなみに、下向きを表にするのはお悔やみごとの場合です。ご祝儀はふくさに包みます。バッグやポケットからそのまま出すのはNG!
会場の受付でご祝儀袋を渡すときは、「本日はおめでとうございます」と一言添えて、ご挨拶をします。
その後、ふくさを開いてご祝儀袋を出し、相手から見て文字が読める方向に両手で渡すようにします。