21Jul

結婚式にお着物で参加されると、凛とした日本ならではの美しさを演出します。
受付を頼まれたときも、華やかさを添えることでしょう。
最近は、外国の方も多くお見受けしますので、お祝いの場を一層引立てて喜ばれますね。
今回は、結婚式や披露宴にお呼ばれした時の「着物のマナー」をご紹介します。
「振袖」は未婚女性の和装の第一礼装
「大振袖」は「本振袖」とも呼ばれ、花嫁も着用することがあります。
参加者としてはもう少し袖の短い「中振袖」にすることがマナーとしてありますが、振袖を何枚も用意している方は稀ですよね。
「大振袖」での出席を予定する場合には、事前に新婦の着るものとかぶらないよう確認するといいでしょう。
「中振袖」は「大振袖」に準じる未婚女性の礼装です。
花嫁の「本振袖(大振袖)」とは重なりませんが、新婦の色と被らないよう、色味をおさえるなどの花嫁への配慮が必要です。
「黒留袖」は既婚の親族女性が身に付ける第一礼装

黒留袖を着ていいのは、新郎新婦の親のみというイメージがあるようですが、新郎新婦の身内の既婚女性なら着てもOKです。
「色留袖」は未婚・既婚問わず着ることができます

色留袖は第二礼装でありますが、五つ紋にすると黒と同格だといわれています。
紋の数に気を付ければ結婚式でも着用できます。
着られるシーンも幅広く、結婚式・披露宴に友人として招かれた時、遠縁の親戚や上司の妻として参列する時も色留袖が活躍します。
紋の数に気を付ければ結婚式でも着用できます。
着られるシーンも幅広く、結婚式・披露宴に友人として招かれた時、遠縁の親戚や上司の妻として参列する時も色留袖が活躍します。
振袖トリビア
振袖は「長い袖で厄を払う」ためと「幸福や良縁をたぐり寄せる」ためです。
昔は五つ紋付きの黒留袖の袖の長いものが振袖で、結婚することで、「良縁を射止め守ってくれる旦那さんがいるから厄払いの長い袖は不要になりました」という意味から、袖を短く留めて留袖としたのです。そういった理由から、黒留袖は既婚者が着るもので、振袖は未婚者が着るとされています。
訪問着は略礼式です。未婚・既婚問わずにお召しになれます

胸元にも模様があるので、テーブル席でも華やかさが出ます。
ゲストの着物としては最も無難といえます。
洋装のドレスと同様に、「白地」や「クリーム地」の着物は花嫁衣装と被ってしまいますので控えるのがマナーです。
ゲストの着物としては最も無難といえます。
洋装のドレスと同様に、「白地」や「クリーム地」の着物は花嫁衣装と被ってしまいますので控えるのがマナーです。
アクセサリーは控えめに

大振りなイヤリングやピアスは和装とは合わないため、つけないほうがよいです。
和装と合わせるアクセサリーは、「かんざし」や「ヘアアクセサリー」等、髪につける小物が一般的です。髪飾りなどとしてアクセサリーをつける場合には、着物に合ったものを選びましょう。
腕時計は、せっかくのお招きなのに時間を気にしているように思われる、ということで、つけないことがマナーとされています。
腕時計が必要なときは、小ぶりの目立たないものを選びましょう。
和装と合わせるアクセサリーは、「かんざし」や「ヘアアクセサリー」等、髪につける小物が一般的です。髪飾りなどとしてアクセサリーをつける場合には、着物に合ったものを選びましょう。
腕時計は、せっかくのお招きなのに時間を気にしているように思われる、ということで、つけないことがマナーとされています。
腕時計が必要なときは、小ぶりの目立たないものを選びましょう。